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大阪府立佐野高等学校 校歌
会長挨拶
「時代は変わる」
佐野高校同窓会 会長 井上 博
学校や在校生・卒業生への支援機関としてP.T.A.や同窓会は入学すると同時に加入し会費をその他のお金として学校より徴収されていましたが、昨年大阪府教育委員会より学校が会費として集めているようなP.T.A.や同窓会の会費についても生徒あるいはその保護者の同意を得なければならないという形に変わってきました。
昨年の秋に校長さんから府教育委員会からの通達を見せられて、「来年の春の卒業生より実施することになりました。」との話を出されたときは、正直私自身「?」の感じでした。
確かに学校と同窓会の関係は生徒たちが卒業した後の懇親会的組織であるため、学校とはある意味一線を引いていますが、しかし明治以降の日本の学校制度では同窓会などは卒業した者が全員理屈なしに加入するのが当然と思われていたはずです。
個人の意思を尊重する昨今では、同窓会と言え卒業生の名簿を個人の了解なくもらうことが出来ず、そのため同窓会としてはこの10数年間の卒業生の名簿を作ることが出来ずにいます。
公的な団体である大阪府としては、P.T.A.会費や同窓会の終身会費を個人の了解なく集めることは法的に考えてもあり得ないことであり、府教育委員会が上記のような各学校へ通達を出すことは当然の行為と思えます。
このように現在各校の同窓会役員会では今後の同窓会活動をいかにするかと言う問題に頭を抱えています。
今までの同窓会活動では卒業生のまとめ役として卒業生名簿の管理や母校や在校生への有形・無形の支援、卒業生同士の懇親会などを行ってきましたが、10年ごとに各学年が学年同窓会を行っても実質的に参加するのは半分もいません。
今年から始まる卒業生自らの同意を得るようになればおそらく数年後には半分程度の加入になるのではないかと想定します。
加入数が少ないということは同窓会の資金源である終身会費が入らないということであり、同窓会が行ってきた今までの活動が出来なくなるかもしれません。
そのため現在P.T.A.や学校と話合い、大阪府が実施している「母校応援ふるさと納税制度」を利用した資金確保を検討しています。
制度の活用方法については現在検討中であり、今春の新入生の入学式までには固めていきたく考えています。
高校の授業料無料化及び入試倍率の低い公立学校の閉鎖など大阪府の方針を見るにつけ、私立高校の隆盛と相反し公立高校の整理が進めば、今後公立高校のあり方が大きく変わってくるものと思われます。